「日本ギフテッド・2E研究」投稿・編集規定
2024年12月29日 制定
(目的)
1 日本ギフテッド・2E学会(以下,本学会)の研究雑誌「日本ギフテッド・2E研究」(以下、本誌)は,本会会則第3条(目的)に示される研究「ギフテッド・2Eを対象とした学術研究を推進し,ギフテッド・2Eの支援方法とその支援システムの発展を図り,最新情報の交換と学術及び教育、医療、福祉の発展向上を図る」ため,本誌への投稿に関する詳細を定めることを目的とする。
(論文・原稿の投稿資格)
2 論文・原稿投稿者(第一著者)は,本学会会員に限るが,編集委員会が認めた者についてはその限りではない。
(投稿論文・原稿)
3 投稿論文・原稿は和文とし,オリジナルの未発表,未公刊のものに限る。他の研究雑誌に掲載または掲載予定のものは二重投稿とし,投稿を認めない。投稿論文・原稿の体裁は,投稿・編集規定を満たすものとし,その採否は編集委員会で検討の上行う。掲載は原則として受付順とする。
4 掲載する論文の種類は,原著,実践研究,資料,実践報告,総説とする。掲載する原稿としては、特集,研究大会報告,その他の報告とする。原著は,理論,実験,調査,研究に関する研究論文とする。実践研究は,ギフテッド・2E及び特別な教育的ニーズに関する実践を通して,実際的な問題の究明や解決を目的とする研究論文とする。資料は,原著論文に準じた内容で,資料性の高い研究論文とする。実践報告は,ギフテッド・2E及び特別な教育的ニーズに関する実践的な内容を含む報告とする。総説は,ギフテッド・2E及び特別な教育的ニーズに関する国内外の動向について,理論的かつ包括的にまとめ,ギフテッド・2Eの研究領域に新たな視点をもたらす論文とする。
5 投稿論文・原稿は,以下の項目に従って作成するものとする。
(1) 論文の構成
ア 論文題目、英訳タイトル
イ 執筆者名、ローマ字表記
ウ 要旨、Abstract(英文要約)
エ キーワード、Key Word(英訳キーワード)
オ 本文
カ 注(必要に応じて)
キ 引用文献
ク 図表(必要に応じて)
(2) 書き方
ア 論文の長さは,表・図・写真・要旨を含めて,10ページを限度とする。ただし,編集委員会が認めた場合は,制限ページを超える論文を投稿することができる。
イ 用語は常用漢字,現代かなづかいを用いることを原則とする。
ウ 書体
① 和文の場合はMS明朝10.5ポイント,欧文の場合は Times New Roman 10.5 ポイントを標準とす る。
② 書体を指定する場合には,朱書きで明確に指示すること。
③ 「である調」で横書き,当用漢字,現代仮名遣い,読点は「,」,句点は「。」とする。
エ 論文題目
副題がある場合,副題を示す記号の種類と記載位置は任意とする。
オ 執筆者名
① 論文題目より1行空けとする。
② 共同執筆の場合,各執筆者の間に・を入れる。
③ 執筆者名の後,( )の中に執筆者の所属を入れる。
カ 要旨
① 論文の最初のページに要旨を付すこと。
② 要旨と英文要約の分量は,合わせて20行程度とする。
キ キーワード
② 記載方法と掲載順番については任意とする。
③ 中央に キーワードと太字で記載し,キーワードの書き出しは次の行から中央揃えで行うものとする。次の行に中央揃えで英訳キーワードを記載する。
ク 本文中の見出し
① ゴシック体とし,ポイント・システムを原則とする。
(章) 1 2 3
(節) 1.1 2.1 3.1
(項) 1.1.1 2.1.1 3.1.1
② 章の見出しの位置は任意とし,前行と前々行と次行を空けて4行分用い,文章の書き出しは次の行から行うものとする。
③ 節の見出しの位置は任意とし,前行を空けて2行分用い,文章の書き出しは次の行から行うものとする。
④ 項の見出しの位置は任意とし,文章の書き出しは次の行から行うものとする。
ケ 図・表
① 図・表の表記は,原則として「図」「表」とする。但し,論文内では表記を統一する。
② 図表の表示は,必要最小限の範囲にとどめる。
③ 図の番号とタイトルは,図の下部に記入し,表の番号とタイトルは,表の上部に記載する。
④ 図・表の番号は,図1,表1,のように書く。
⑤ 図・表は,本文に埋め込まず,図と表は本文とは別に記載し,引用文献の後に1ページに1つずつ作成すること。本文原稿の欄外に図・表の挿入箇所を記入すること。タイトルのほか脚注も含めてもよいが,脚注は図・表の下に記載すること。図・表は,見やすく解像度の高い状態で保存し、そのまま製版が可能なものとする。本文および図・表は,モノクロで印刷されるため、モノクロ表示でも見やすくなるよう工夫すること。
コ 注,引用文献,参考文献
① 注は,本文中に肩付き数字1)2)3)で示し,論文末にまとめる。
② 引用文献は,肩付き数字(1) (2) (3) で示し,論文末にまとめる。
本文中で引用されていないが,参考文献として示したい場合は,注欄に記載する。④ 引用文献欄における記載の方法は,次のようにする。
ⅰ 雑誌等:著者名 (発行年).論文名.雑誌名, 巻, 頁.
例1)岡部茉央・是永かな子・岩城裕之・田村康忠・松本直子 (2023). 中学校の国語科に注目した授業のユニバーサルデザインの実践―授業参加促進と学力向上およびギフテッドの生徒の学習保障に注目して―. 高知大学学校教育研究, 5, 193-200. (著者を全て記載)
例2)Katagiri, M., Kasai, T., Kamio, Y., & Murohashi, H. (2013). Individuals with asperger's disorder exhibit difficulty in switching attention from a local level to a global level. Journal of Autism and Developmental Disorders, 43, 395-403. (雑誌名を斜体にする)
ⅱ 書籍:著者名 (発行年). 引用した章のタイトル. 編者, 書籍名. 発行場所: 出版社, 引用した章の頁(pp.最初の頁-最後の頁).
例3)小泉雅彦 (2021). 第1章 ギフテッドとは,どんな子ども? 片桐正敏 (編), ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法. 東京: 小学館, pp.12-21.
例4)Webb, J. T., Amend, E. R., Beljan, P., Webb, N. E., Kuzujanakis, M., Olenchak, R. & Goerss, J.(2016).Misdiagnosis and dual diagnoses of gifted children and adults:ADHD, Bipolar, Ocd, Asperger's, Depression, and Other Disorders 2nd edition. Scottsdale, Arizona: Great Potential Press. (ウェブ,J. T.,アメンド,E. R.,ベルジャン,P.,ウェブ,N. E.,クズジャナキス,M.,オレンチャック,F. R.,ゴース,J. (著) 角谷詩織・榊原洋一(監訳)山 隆一郎・小保方晶子・井上久祥(訳)(2019). ギフテッド その誤診と重複診断─心理・医療・教育の現場から─. 東京: 北大路書房). (英語タイトルを斜体にする)
ⅲ WEB等の記事:執筆者 (記事掲載年) タイトル. WEBサイト名. WEBアドレス (閲覧日).
例3)楢戸ひかる (取材・文) (2023). ギフテッドが安心して学べる場所を、どう保障するのか?ー対談「ギフテッド応援隊」代表✕是永かな子教授. 小学館「みんなの教育技術」. https://kyoiku.sho.jp/275228/(2024年12月12日閲覧).
(論文の募集と審査)
6 原稿は常時募集する。原著,実践研究,資料,実践報告,および総説は,別に定める本誌審査規定に従い編集委員会で査読(ピアレビュー)を行い,採択された論文のみ掲載するものとする。査読は,投稿者の氏名および所属先を伏せて行う。
(論文の体裁)
7 本誌投稿時の体裁については,以下の体裁を標準とする。原稿への体裁の適用は事務局にて行う。
(1) 投稿原稿は,原則Microsoft Word で作成することとし,用紙サイズはA4判とする。
(2) 余白は,上30mm,下30mm,左30mm,右 30mm を基本とし,図・表等に合せて適宜調整する。余白部分にページごとに振り直した行番号を入れ,余白下にページ数を記載すること。
(3) 和文は明朝体10.5ポイント,英文はTimes New Roman 10.5ポイントを基本とする。原稿は,A4 版に1頁あたり40 字×30 行(段組はしない)で作成する(原稿1.5 頁分が刷り上がり1 頁分に相当)こと。
(4) 論文題目,要旨の見出しはゴシック体とする。要旨の本文とキーワード,執筆者,執筆者の所属,は明朝体およびTimes New Roman 10.5 ポイントとする。
(5) 巻( VOL.)は,通し番号とする。分冊にする場合は,号(NO.)に分ける。数字のみの表記でも良い。
(6) 本ページ下部にある「学会誌フォーマット」「学会誌割付見本」を参考にする。最終原稿提出時には,原稿データの他,必要に応じて図版等(元データ)も提出すること。
(7) 投稿論文・原稿1頁目には、投稿原稿の希望種別のほか,論文のタイトル,筆者名と所属機関名(連名を含む),第一著者(もしくは責任著者)の連絡先(メールアドレス)のみを和文で記入すること。原稿2頁目には,原著,実践研究,資料,実践報告,総説の場合は250 字程度の要旨とキーワード(5 語以内)を付け、謝辞があればこのページに謝辞を記述する。原稿3頁目以降から論文の本文を記載すること。本文の表記投稿者が特定できないように投稿時には〇〇などと特定できる情報を伏せて表示すること。謝辞は本文に含めないこと。
(倫理)
8
投稿者は、論文執筆にあたり日本ギフテッド・2E研究倫理規定ほか研究倫理の遵守及び人権の配慮をしなければならない。研究については、ヘルシンキ宣言および文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」などの該当する倫理指針や法規に則り、事前に倫理審査委員会の承認を得、その旨明記すること。なお、所属機関に倫理審査委員会等が存在しない場合、研究実施の際に配慮した研究倫理に係る事項を論文中に記載すること。利益相反などがある場合についてもその旨記載すること。
投稿の際には、別途定めた倫理チェックリストを用いて倫理規定のチェックを投稿者が行い、原稿とともにチェックリストを提出すること。なお、チェックリストの提出は「人を対象とした研究」のすべてが該当する。既存の先行研究や報告等に基づく文献的考察による研究,総説の場合は,人を対象とした研究ではない旨を申告し,提出すれば良い。
(刊行と著作権)
9 刊行
印刷費は原則として学会負担とする。
10 著作権とJ-STAGEへの登載。
掲載された原稿の著作権(=著作財産権、Copyright)は,日本ギフテッド・2E学会に帰属する。なお、執筆者が論文・原稿を使用する場合は本会の許諾を必要としない。原著,実践研究,資料,実践報告,および総説については,J-STAGEに登載し公開する。
(投稿先)
11 投稿は電子メールでのみ受け付ける。投稿原稿(*1)には投稿票を添付して、学会事務局(contact.jagtec@gmail.com)にメールで送る。その際,「件名」は「日本ギフテッド・2E学会誌:第一著者名」とする。
*1 原稿は、オリジナルデータ及び査読用データコピー(本文から著者の氏名,所属が分かる表記を除いたもの)とする。
投稿先:〒780-8520 高知県高知市曙町2-5-1
高知大学 是永かな子研究室気付
日本ギフテッド・2E学会「日本ギフテッド・2E研究」編集委員会
附則
本規則は,2025年5月31日から施行する。